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損をしにくい目を養うには?

 

こういった基本的な知識をおろそかにしないで積み上げることが最終的に安定した「儲け」につながることは間違いないようです。判断を誤るリスクと言う意味においても。

投資で傷口を広げない方法 株の「選球眼」を磨くには?

投資そのものの面白味を味わえるのは、株式投資かもしれません。株式投資には、何といっても数ある企業から投資先を選ぶワクワク感があります。自分の選球眼や世の中を読む目が、もっとも試される場ともいえるので、自ずと投資家マインドも高まるでしょう。

そうはいっても投資の初心者ですから、何かしら投資の目安は必要です。株は取引市場があるので「流動性・換金性」は除いて、「安全性」と「利殖性・時間」の原則に沿って考えてみましょう。

(本記事は、菅下清廣氏の著書『一生お金に困らない子どもを育てる45のルール』(PHP研究所)の中から一部を抜粋・編集しています)

株に「絶対に安心」はない

まず、債券や投資信託に比べると株式投資はリスクが高いといいましたが、株のなかでもリスクの高低があります。より安全な株式投資とは、より安全な企業の株を買うこと。すなわち、経営状況が安泰なトップ企業や一流企業の株を買うことです。ただし、これにも例外があります。
かつては「潰れるはずのない企業」とされていた企業が、あるきっかけで傾き、株価が暴落してしまうこともあるのです。たとえば東京電力は、東日本大震災を境に株価が暴落しましたし、日本航空も、かつては磐石だと思われていたにもかかわらず、経営再建問題に陥りました。

いずれも「絶対に安心」と思って10年も20年も大量に株を持ち続け、しかも売り時を見極められなかった人は、大損害を被ったはずです。こういうケースが起こり得るので、一流企業の株を買ったといっても、安心しきってはいけません。危ういと世間が騒ぎだす前に株を手放せるよう、社会状況や企業動向を注視しておくことが重要です。

自分に身近な会社の株は、安全な可能性が高い

安全性の見極め方として、もう一つ有効なのが、「自分に身近な企業」という視点です。社名は聞いたことがあるけれど、その会社のモノやサービスは見たことも触れたこともない……という会社の経営状況を見抜くのは、初心者では、ほぼ不可能でしょう。

でも、自分がよく使っているモノやサービスを提供している企業であれば、自分の肌感覚が、何より明確なセンサーになります。自分がいいと思うものは、ほかの人もいいと思っているはずです。そういう企業の経営が、急激に悪化する確率は低いと考えられます。それどころか、今後、伸びることも十分あり得ますね。

ですから、もし「使い勝手がいいな」「サービスが行き届いていて気持ちいいな」などと感じる企業があったら、その企業の過去数年の配当利回りの推移を見てみてください。もし増配し続けているのなら、まず株を買って間違いはないでしょう。

配当利回りに着目

では、「利殖性」はどうでしょうか。一番いいのは、株価が上がりそうな企業の株を買うことですが、これを最初から的確に見極めるのは、そう簡単ではありません。とりあえず株の売買による利殖性は差し置いて、ここは「配当利回り」の利殖性に注目しましょう。配当利回りとは、企業が「当社の株を買ってくれたら、1株当たり〇円をお支払いします」と約束している金額です。

ちなみに、「1株当たりいくら」というのは固定ですが、株価は変動するため、元本に対する利率は変化します。「1株当たり10円の配当金」の株を、1株110円で買って10円の配当金をもらうより、1株100円で買って10円の配当金をもらったほうが、元本に占める配当金の割合は高くなりますね。これは知識として頭に入れておいてください。

実際の投資判断を下す際には、もっとシンプルでかまいません。すなわち「より配当利回りの高い企業」が、利殖性の目安になります。配当利回りは、証券会社のサイト等で簡単に確認できます。低めでも3パーセント、高いものでは6パーセント近くという株もあります。

ただし、いくら配当利回りが高くても、経営が危なければ、配当金を得るどころか大事な種銭を失うリスクが出てきます。利殖性だけにとらわれず、最初にあげた「安全性」を忘れないでください。

したがって、「一流企業のうち、自分になじみがあって、より配当利回りの高い企業」を選ぶこと。さらには「一流企業といえども絶対はない」と心得て、一銘柄に偏らないようにすること。

まとめれば、種銭をいくつかに分け、配当利回りの高い順に複数の一流企業、それも自分の肌感覚でよさがわかっている企業の株を買うことが理想です。こう考えれば、世の中に企業は数多あれども、自分が投資すべき企業が自ずと見えてくるでしょう。一つの例としてですが、花王というみなさんがよくご存じの一流企業は、長年増配を続けて好配当です。業績も良好です。花王なら知っているというお母さんも多いでしょう。ほかにもこういった企業がないか探してみてください。

投資で傷口を広げない方法 株の「選球眼」を磨くには?