バフェット氏から手じまいを学ぶ?

 

これくらいの投資家でもパフォーマンスにかげりが見える。そう考えると、我々がこまめに手じまうということについても必要性をあらためて感じますね。

コラム:バフェット氏、投資の成功に見え始めた陰り

[ニューヨーク 26日 ロイター BREAKINGVIEWS] – 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏ほど矛盾に満ちた人物なら、1つの賭けに勝ちつつ同時に敗れるという芸当もお似合いだ。

バフェット氏は、自身が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)の株主宛て年次書簡で、インデックスファンドがいかに素晴らしいかという主張に多くの部分を割いた。その中にはバンガードの創業者ジャック・ボーグル氏への賛辞も含まれている。またこうした見解の妥当性を証明するため、ヘッジファンドの10年間の運用成績はS&P総合500種の上昇率に及ばないかどうかを巡るあるヘッジファンドとの賭けに関して、まだ結論が出ていないものの早々に勝利を宣言した。

バフェット氏が自身の影響力を使って一般の投資家や大口・小口のポートフォリオマネジャーを低コストのインデックスファンドに向かわせた功績は称賛に値する。自らは50年余りにわたり、慎重に個別銘柄に選別投資をして700億ドルもの純資産を積み上げたとしてもだ。同氏は、金融エリートが市場平均を上回るリターンを求めて過去10年で画策した結果、1000億ドルを無駄に費やしたとみている。

バフェット氏の挑戦を受けて立ったのはヘッジファンド、プロテジェ・パートナーズを率いるテッド・シーデス氏で、合計100種類のヘッジファンドに投資するファンド・オブ・ファンズ5本を選択し、S&P総合500種に連動するファンドと成績を競わせた。それから9年が経過し、S&P500のインデックスファンドの年間リターンは7.1%を記録したのに対して、5本のファンド・オブ・ファンズの平均リターンは2.2%にとどまり、バフェット氏の見積もりではその半分以上が手数料として持ち去られた形だ。

バフェット氏は自身の投資が成功したかどうかの目安として、バークシャーの1株当たり純資産を好んで使用する。過去9年で見ると、1株当たり純資産は2倍強の約17万2000ドルに膨らみ、上昇率はS&P500の85%をしのいでいる。ただし過去5年なら、純資産の上昇率はS&P500に及ばない。

バークシャーの規模が大きくなるほど、バフェット氏と少人数の運用チームが市場平均を上回る成績を残すのは難しくなってきた。1965年から2008年までは、バークシャーの1株当たり純資産の上昇率が配当込みのS&P500をアンダーパフォームしたのは6回しかない。ところが2016年までは直近8年のうち6年でアンダーパフォームしている。バフェット氏と反対方向に賭けるのは決して簡単ではないだろうが、勝算が以前より高まっているのは間違いない。
http://jp.reuters.com/article/berkshire-hatha-buffett-breakingviews-idJPKBN16605E

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