利回り・配当の仕組みを理解する。

 

すぐ儲けるのが投資という見方では失敗します。自分の人生のお金の計画性と一緒に考える習慣を持ちたいですね。そのためには仕組みの理解が不可欠です。

売買だけが株の醍醐味ではない 投資家への第一歩
預金より高利回りな配当の仕組み

清水洋介

「個人向け国債」のパンフレットが事務所のポストに入っていました。購入金額によって、現金とポイントがもらえるというので「おっ!」と思いましたが、よく考えてみると利息をもらう商品で「現金をプレゼント」というのは、通常の利息に加えてボーナス利息を先にもらうようなものかもしれません。

今回は、この国債と株式投資を比べながら株式投資の魅力をお伝えしたいと思います。

「安心・安全」であるがゆえ

5年で満期になる国債「固定5」は固定金利で0.05%、10年の国債「変動10」は変動金利で0.06%と銀行の定期預金よりはよさそうです。キャンペーン中に100万円以上購入すれば、金額に応じて現金がもらえるということです(100万円購入で3,000円)。
とはいえ、いきなり100万円をつぎこむのには躊躇する方も多いと思いますので、10万円から考えてみましょう。

5年国債を10万円分購入すると、半年ごとに25円の利息がもらえます。もちろん、銀行の預金金利や住宅ローンの利回りなどを考えると、好金利ということになるのですが、なんとなく「たったそれだけ?」という気分になってしまいます。さらに銀行預金であれば、利息はほとんどつかないけれど「いつでも使える」という安心感があります。

一方で、国債は日本国の借金なので、よほどのことがない限り、利息がもらえなかったり、5年・10年経ってもお金を返してもらえなかったり、ということはなさそうです。

つまり「安心・安全」なので利息、プレゼントが少なくてもしょうがないということなのでしょう。

株主として配当を得る

国債を買っても、銀行に預金をしても、お金はなかなか思うように増えてくれません。宝くじは当たらないし、競馬やパチンコはどうも危なそう。金やFX、株式への投資も危ないのではないか……と思うのではないでしょうか?
FXはやり方によっては「スワップ」という利息のようなものがもらえることもありますが、値動きが激しく危ない気がします。金は持っていればインフレの時などにはいいのでしょうが、値下がりリスクがありますし、なにせ利息がつきません。

そこで、株式投資を考えてみましょう。株式はそもそも株式を発行している会社の一部分を保有しているということですから、その株を保有している会社が利益を出せば、その利益の一部を株主に還元することになります。

もちろん、株価が上昇するメリットがあるのですが、株価が上昇しなくても「配当」というかたちで株式を保有している投資家に利益を分配するのです。

我々が通常売買の対象とする株式は「上場」といって、証券取引上でいつでも売り買いができる状況にあります。

株主が配当を得られるのは、決算期末や中間決算期末。そのタイミングで保有し、「株主名簿」に掲載されていれば利益の分配として配当を得ることができます。日本には3月決算の企業が多く、3月末や中間期末の9月末に株式を保有していると、配当を得ることができます。

その内容については個々の企業が決定します。配当を中心に株主に利益の何%を分配するのかという比率を「配当性向」と言い、最近では「株主のために」と配当性向を高める傾向があります。利益のすべてを株主に還元する、というような企業さえ現れています。

売買だけが株の醍醐味ではない 投資家への第一歩

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